この機能がある理由
話す言語と書く言語は、同じでなくてかまいません。
言語をまたぐコミュニケーションツールとは、ある言語で話して、別の言語の完成した文章を得るための道具です。目指すのは一語一語の文字起こしではありません。元の考えと同じ意味、同じ確信度、同じ距離感を運ぶメッセージです。
これが必要なのは、人は翻訳しやすい整った文で考えたりしないからです。創業者が中国語で製品の判断を説明したあと、簡潔な英語の共有が要ることもあります。スペイン語で話すデザイナーが、海外のクライアントへ落ち着いた返信を書きたいこともあります。考えそのものは話した時点で出ています。書く段階で必要になるのは、その先の判断です。
AUREON は、この隔たりを Mac の上で埋めます。自然に話し、必要な言語を選び、出てきた文章を確認してから使う。想定しているのは書かれたコミュニケーションであって、同時通訳や公的な翻訳、専門家が最終判断を下すべき場面ではありません。
役に立つ理由
訳すだけでは、仕事の半分しか終わりません。
逐語訳は、正確でありながら不自然に響くことがあります。言語をまたぐ文章が実際に役立つのは、相手にどう届くかまで踏まえたときです。
考えた言語のまま話し始める
頭の中で目的の言語に組み立て直す必要はありません。言い直しも、間も、途中で終わった言い回しも、話した内容にそのまま残してかまいません。文章のほうを、筋の通った形に整えます。
運ぶのは語順ではなく意図
何を言いたかったのか、どれだけ確信があったのか、相手との距離はどれくらいか。AUREON が保つのはそこです。目的の言語が別の組み立てを求めるなら、文の構造は変わってかまいません。
作業している場所で確認する
出てくるのは、メッセージ・メモ・返信・報告のための文章です。読んで、自分の判断が要るところを直し、使ってよいと決めるのはあなたです。
やり方はかんたん
話した考えから、相手が読めるメッセージへ。
考えを丸ごと、自然に話す
大事な前提も一緒に話してください。誰に宛てるのか、何があったのか、どれくらい率直に、あるいは慎重に響かせたいのか。
書く言語を選ぶ
粗い話し言葉が、選んだ言語の完成したメッセージになります。意味と、相手との距離感は保たれたままです。
受け取る人の目で読む
名前、日付、約束したこと、慎重に扱うべき言い回しを確認してください。出てくるのはあなたが握っている下書きであって、自動で送られることはありません。
ふつうの仕事の日に
違いがはっきり出る場面。
効いてくるのは小さな場面です。クライアントへの追いかけの連絡、状況の共有、あるいは、元の考えがどう話されたかを読み手にほどかせるべきでない、あらゆる連絡。
クライアントへの追いかけの連絡
中国語の音声:資料は確認した、修正は今夜送れると伝えて、丁寧に。
I have reviewed the document and can send the revised version later tonight. Thank you for your patience.
話した内容には事実とトーンの指示の両方が入っています。出てきたメッセージはその両方を明示していて、新しい約束は足していません。
チームへの共有
スペイン語の音声:ログインの不具合で止まっている、でも先に文章のレビューは終えられる。
I am currently blocked by the login issue, so I will finish the copy review first and come back to the bug once it is unblocked.
英語として自然に読めるよう順序は入れ替わりますが、止まっている理由と立て直した段取りはそのままです。
用途で選ぶ
言語をまたいで書くことと、単語を引くことは別です。
| ユースケース | AUREON | ふつうの翻訳ツール | 別タブの AI チャット |
|---|---|---|---|
| 出発点 | 自然な話し言葉 | 入力した原文 | プロンプトか貼り付け |
| 出てくるもの | 整ったメッセージ | 逐語訳 | そのつど変わる回答 |
| Mac での作業 | 書いている流れの中で完結 | 別のアプリかページ | 別のチャット画面 |
| 向いている用途 | メッセージ・返信・メモ・共有 | 短い訳の確認 | 自由に書き進める下書き |
判断はご自身で
役に立つ場面と、立ち止まるべき場面。
出てくるものは下書きとして扱ってください。公的な翻訳ではありませんし、対面のやり取りで通訳の代わりになるものでもありません。
得意なこと
日々の書かれたやり取り
- 言語をまたぐメッセージ
- メールの下書きと返信
- 報告・メモ・リマインダー
慎重に
重みのある言葉
- 法律・医療の表現
- 契約条件
- 人の確認が要る対外的な文章
対象外
同時通訳
- 会議のリアルタイム通訳
- 公的な翻訳
- 話していない事実の補完
使い始める前に
言語をまたいで書くことについて、よくある質問。
目の前の作業が日々のやり取りなのか、専門家の確認を要するものなのか。判断の材料にしてください。
01AUREON は Mac で話した言葉を翻訳できますか。
話した内容を、対応している別の言語の整った文章にできます。出てくるのはあなたが確認するための文章であって、同時通訳ではありません。
02言語をまたぐ音声入力として使えますか。
使えます。対応している言語で話し、別の言語の整った文章を確認できます。AUREON が想定しているのはメッセージなどの書かれたやり取りであり、同時通訳ではありません。
03言語をまたぐ音声入力は、ディクテーションと同じものですか。
違います。ディクテーションは通常、話した言葉を素のテキストにするだけです。AUREON は粗い話し言葉を整え、意味を保ったまま、目的の言語として自然な文章に仕上げられます。
04どんな人に向いていますか。
ある言語のほうが速く考えられるのに、メッセージ・メモ・返信・共有は別の言語で送る必要がある。そんな Mac ユーザーに向いています。