どんな機能か
「フランス語の音声入力」には、まったく違う二つの意味があります。
フランス語の音声入力とは、話されたフランス語を文字にすることです。AUREON はそこから一歩進みます。Language Bridge を使えば、自然に話したうえで、書きたい言語を選べます。フランス語で話して日本語を書く。日本語で話してフランス語を書く。メールにも、メッセージにも、言語をまたぐやり取りにも。Mac の上で、送る前に自分で確認できる文章が出てきます。同時通訳ではありません。
この言葉で見つかる道具の多くは、フランス語の音声をフランス語の文字にします。同じ言語で受け取りたいときには役に立ちます。けれど、ある言語で考えて別の言語で書きたいときには足りません。
AUREON はその二つ目の場合のために作られていて、どちらの向きでも動きます。ショートカットを押して話し、書く言語を選ぶ。フランス語で話す人が日本のクライアントに書くなら日本語を選びます。日本語で話す人がフランス語の同僚に書くならフランス語を選びます。話す言語の設定は要りません。実際に話された内容から判断します。
出てくるのは、意味とトーンを保ったまま、相手が動けるように目的の言語で組み立て直されたメッセージです。何かが送られる前に、必ずあなたが確認します。下書きを用意するのが AUREON、決めるのはあなたです。
ほかと違うところ
文字起こしで手に入るのは言葉です。メッセージはまだ手元にありません。
フランス語をフランス語のまま書き起こしたものも、機械的な逐語訳も、正確でありながら相手には妙に響くことがあります。言語をまたぐ文章が役立つのは、届き方まで踏まえたときです。
フランス語のまま考えて話す
頭の中で先に日本語を組み立てる必要はありません。言い直しも、間も、途中で終わったフランス語の言い回しも、話した内容にそのまま残してかまいません。書かれる日本語のほうを、はっきりした形に整えます。
語順ではなく意味とトーンを保つ
何を言いたかったのか、どれだけ確信があったのか、どれだけ改まった相手なのか。AUREON が運ぶのはそこです。フランス語と日本語では文の組み立てが違うので、必要なところでは日本語の組み立てに従います。
いつも作業している場所で確認する
出てくるのは、メッセージ・返信・メモ・共有のための日本語です。読んで、自分の判断が要るところを直し、使ってよいと決める。自動で送られることはありません。
使い方
話したフランス語から、書かれた日本語へ。その逆も。
ショートカットを押して話す
フランス語でも日本語でも、考えを丸ごと自然に話してください。誰に宛てるのか、どれくらい率直に、あるいは慎重に響かせたいのかも一緒に。ブラウザの録音機能を用意する必要はありません。AUREON の Mac アプリの中で動きます。
書く言語を選ぶ
フランス語で話したなら日本語を、日本語で話したならフランス語を選びます。粗い話し言葉が、その言語の完成したメッセージになります。意味も、相手との距離感も、そのままです。
受け取る人の目で読む
使う前に、名前・日付・約束したことを確認してください。出てくるのはあなたが握っている下書きであって、自動で送られることはありません。
ふつうの仕事の日に
フランス語で話して日本語で書くことが効いてくる場面。
効いてくるのは小さな場面です。クライアントへの返信、状況の共有、あるいは、その考えが最初にフランス語でどう話されたかを読み手にほどかせるべきでない、あらゆる連絡。
クライアントへの追いかけの連絡
フランス語の音声:提案書は確認した、修正は明日送れると伝えて、丁寧に。
ご提案の内容を確認いたしました。修正版は明日お送りできる見込みです。お待たせしており恐れ入ります。
話したフランス語には事実とトーンの指示の両方が入っています。日本語のメッセージはその両方をはっきりさせていて、していない約束は足していません。
チームへの共有
フランス語の音声:デプロイの問題で止まっている、でも先にレビューは終えられる。
デプロイの問題で作業が止まっているため、先にレビューを終わらせます。解消し次第そちらに戻ります。
日本語として自然に読めるよう順序は入れ替わりますが、止まっている理由と立て直した段取りは話したとおりです。
フランス語のクライアントに書くとき
日本語の音声:契約書は法務が見ている、木曜には返せるはずだと伝えて、フォーマルに。
Le contrat est actuellement entre les mains de notre service juridique. Nous devrions pouvoir vous le retourner d'ici jeudi.
こちらは逆向きです。改まった調子は tu ではなく vous で保たれています。クライアントへの届き方が変わる区別です。
用途で選ぶ
フランス語の音声入力、単語を引くこと、ディクテーションは別物です。
| ユースケース | AUREON | ふつうの翻訳ツール | フランス語のディクテーション |
|---|---|---|---|
| 出発点 | 自然なフランス語の音声 | 入力したフランス語 | フランス語の音声 |
| 出てくるもの | そのまま送れる日本語 | 逐語訳 | 素のフランス語の文字起こし |
| トーンの扱い | 意図と改まり方を保つ | 語のレベルのみ | 話したまま。保たない |
| Mac での作業 | 書いている流れの中で完結 | 別のアプリかページ | 同じ言語の文字のみ |
| 向いている用途 | 日本語で相手に書く | 短い訳の確認 | 同じ言語のメモ |
判断はご自身で
役に立つ場面と、立ち止まるべき場面。
出てくるものは下書きとして扱ってください。公的な翻訳ではありませんし、対面のやり取りで通訳の代わりになるものでもありません。
得意なこと
日々の書かれたやり取り
- フランス語から日本語へのメッセージ
- メールの下書きと返信
- 報告・メモ・リマインダー
慎重に
重みのある言葉
- 法律・医療の表現
- 契約条件
- 人の確認が要る対外的な文章
対象外
同時通訳
- 会議のリアルタイム通訳
- 公的な翻訳
- 話していない事実の補完
使い始める前に
フランス語の音声入力について、よくある質問。
目の前の作業が日々のやり取りなのか、専門家の確認を要するものなのか。判断の材料にしてください。
01AUREON は Mac でフランス語の音声入力ができますか。
できます。フランス語で話して、Mac の上で文章を受け取れます。Language Bridge を使えば、話したフランス語から整った日本語を作ることもできます。送る前に確認する下書きであって、同時通訳ではありません。
02フランス語で話して日本語で書けますか。
書けます。フランス語で話し、書く言語として日本語を選べば、粗い話し言葉が、意味とトーンを保った完成した日本語のメッセージになります。使う前に確認できます。
03日本語で話してフランス語で書けますか。
書けます。向きを決めるのは選んだ書く言語であって、話す言語の設定ではありません。日本語で話してフランス語を選べば、出てくるのはフランス語の文章です。フランス語のクライアントや同僚に、相手にとって自然に読めるメッセージを書きたいときは、この向きを使ってください。
04vous と tu は正しく使い分けられますか。
AUREON は、どれだけ改まっていたか、どれだけ親しい調子だったかを運びます。vous と tu の選択を決めるのはそこです。誰に宛てるのか、どれくらい慎重に響かせたいのかを話せば、その意図は保たれます。ただしフランス語では改まり方は判断の要る部分なので、大事なものを送る前には必ず読んでください。
05これはフランス語のディクテーションと同じものですか。
違います。フランス語のディクテーションは通常、フランス語の音声を素のフランス語のテキストにするだけです。AUREON は粗い話し言葉を整え、意味を保ったまま、日本語など別の言語の自然な文章にできます。
06使うのにブラウザやウェブのデモは要りますか。
要りません。フランス語の音声入力は AUREON の Mac アプリの中で動きます。ショートカットを押して話すだけで、別に録音用のページを用意する必要はありません。